東京都新宿よりご来店で完成しました。
雷神 刺青の意味。
・雷神(ライジン、イカヅチノカミ)は、雷の神様で、雷様、雷電様、鳴神、雷公とも呼ばれるそうで、稲や水の神様でもあるそうです。
・かみなりを起こすという神。
・虎の皮の褌をした鬼が、三つ巴紋がある輪形に連ねた雷太鼓(太鼓、雷鼓、連鼓)を背負い、手にはバチを持ち轟音と共に稲妻を操り、日本で古くは雷を神威の表現とされ、天神の降臨と見て、鳴神、いかづち(威霊の意)と称したそうです。
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龍神に跨がる雷神のひかえ五分袖額彫り、 牡丹見切りの刺青和彫り画像。 |
龍の顔を胸に描き、龍の首を肩口から腕にかけてトグロを巻いて彫っていく際に難しいところ(コダワリ)は、龍の頭から龍の首の太さを自然に保ちつつ、自然な角度でトグロを巻き、肩口から腕に龍の体を流す事です。
この方の肩の骨格が少し上がり凸て、ちょうど龍の頭にある角あたりが下がり凹み、胸板がまた上がり出て、そこのラインに龍の顔と首周りを収めました。
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龍神に跨がる雷神のひかえ五分袖額彫り、 牡丹見切りの刺青和彫り画像。 |
色使いにコダワリあるクライアントさんで、一つ一つ希望の色合わせの打ち合わせを重ねながら丁寧に着色しました。
赤色でも明るい赤、暗い赤。紫色よりの赤、オレンジ色よりの赤。など。
下地の暈しを入れる、入れない。など。
ベース色から補色の組み合わせ。など。
色の使い方、着色方法、彫り方、色の組み合わせ方でクライアントさんの肌の上でカラー色は変化します。
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龍神に跨がる雷神のひかえ五分袖額彫り、 牡丹見切りの刺青和彫り画像。 |
肩のライン、骨格の角度がキツい部分に、雷神の三つ巴紋がある輪形に連ねた雷太鼓の円を描きました。
刺青で難しいところ(コダワリ)は、湾曲する部分、身体のクビレ、デコボコを考慮して、円等の線を描き、いかに円と見せるか、線と見せるか、の連続により絵は綺麗にまとまります。
クライアントさん個々の身体に自然と綺麗に馴染むデザインは、入念な打ち合わせが必要不可欠になります。
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龍神に跨がる雷神のひかえ五分袖額彫り、 牡丹見切りの刺青和彫り画像。 |
最初に彫り始めている背中の虎に桜木に三日月の雲の背景に、雷神と龍のトグロが自然と溶け込む様に後付け感をなくしたデザインで、一体感のある大作になってきました。
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龍神に跨がる雷神のひかえ五分袖額彫り、 牡丹見切りの刺青和彫り画像。 |
背中と、逆の胸から腕の刺青も、同時進行中でございます。
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龍神に跨がる雷神のひかえ五分袖額彫り、 牡丹見切りの刺青和彫り画像。 |
脇の下は、額の見切りの型が綺麗に収まるギリギリまで深い型で彫りました。
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龍神に跨がる雷神のひかえ五分袖額彫り、 牡丹見切りの刺青和彫り画像。 |
普段はあまり見えない脇の下ですが、そこを綺麗に詰めると絵に締まりができ、刺青への拘り感が増します。
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龍神に跨がる雷神のひかえ五分袖額彫り、 牡丹見切りの刺青和彫り画像。 |
クライアントさんの希望、イメージ、こだわりを、純粋な気持ちでぶつけて貰い、力作になりました☆
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刺青師・初代 彫迫( ほりはく )
タトゥースタジオ アゴニー アンド エクスタシー